流星電波観測 @ 宝塚
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兵庫県宝塚市の一角でVOR*1の電波とFM放送*2の電波を利用して流星電波観測を行っています。
*1: VHF omni-directional radio range:超短波全方向式無線標識施設
*2: 国内と北朝鮮、韓国方面のFM放送
  ライブ
以下の送信局の電波を受信して、それぞれ観測しています。
  • FM放送を利用した観測
    • 107.7 MHz FRO *3
      • SBS Power FM (韓国 Seoul) 他
      • Jammer (北朝鮮)

    • 96.7 MHz FRO *3
      • KFN Radio (韓国 華岳山) 他
      • 平壌放送 (北朝鮮)

  • VORを利用した観測
    • 113.10 MHz VOR *3
      • 大島 VOR (東京都)
      • 永良部 VOR (鹿児島県)

  • HF滞を利用した観測 (試行中)
※ 緑色の破線:FRO.VOR観測用のTVアンテナの方位
*3: 天気の良い日中は、近所の家の太陽光発電から出るノイズの影響を受けるようです。
*4: この周波数以外にもHF帯のいろいろな周波数を試行しています。

  観測環境
  • パソコンとソフト
    • Windows + HROFFT
    • Linux + Wine + HROFFT

  • 受信機
    • ICOM IC-PCR1500
    • AOR AR8600 Mark2
    • YAESU FT-818ND
  • アンテナ
    • 地上波アナログTV(VHF)のアンテナ。
      • 屋上に設置されたままになっているアンテナを使用。
      • 地上波のLowチャネルは、国内のFM補完放送帯及び、海外のFM放送帯と同じなので、普通に使用できます。
      • 国内のこれまでのFM放送帯や、VOR帯もアンテナの性能は落ちますが、ロケーションが良ければ十分使用できます。
      • 使用しているアンテナのLowチャネルの素子は2素子しかなくF/Bはそんなにないはずなので、アンテナの前方からだけでなく後方からの電波も受信できます。
      • アンテナの"性能"よりも"ロケーション"重視でやっています。

    • 自作3エレ八木アンテナ。(現在は使用していません)
      • VORやFM放送を受信する為に、アンテナを作成。
      • メインの観測で使用したり、実験用の観測で使用しています。
  • 観測に使用している送信局と受信アンテナ
    • FRO 1:VHF TVアンテナの後方(バックローブ側:西北西)
      • 主な放送局
        • SBS Power FM (韓国 Seoul) ......107.7 MHz, 10 KW
        • EBS FM (韓国 安東,釜山) .......107.7 MHz, 3 KW
        • Jammer (北朝鮮) . . . .......107.7 MHz
        • ※ 飛行機のエコーと直接波がソコソコ受信されます。
          ※ 2021/03/25~2024/01/13は、97.0MHz (北朝鮮 統一のこだま放送, 韓国 Jammer)を受信。

    • FRO 2:VHF TVアンテナの後方(バックローブ側:西北西)
      • 主な放送局
        • KFN Radio (韓国 華岳山)........96.7 MHz, 5 KW
        • BBS FM (韓国 清州) ..........96.7 MHz, 3 KW
        • 平壌放送 (北朝鮮)... ........96.7 MHz
        • ※ これまで 81.9MHz NHK-FM横浜、92.8MHz、隠岐VORなどを受信。

    • VOR:VHF TVアンテナの前方(メインローブ側:東南東)
      • 主なVOR局
        • 大島 VOR ...............113.10 MHz, 200 W
        • 永良部 VOR ..............113.10 MHz, 200 W
        • ※ 飛行機のエコーと直接波がソコソコ受信されます。
          ※ 永良部 VORのエコーも受信します。  Eスポの時期は中国のVOR(9局あり)も受信します。
          ※ 2021/04/中旬までは、八丈島 VOR (116.65MHz, 100W)を受信。
  HF滞を利用した観測について
  • 2024年3月11日から HF(短波)滞を利用した観測を試行中です。
  • 流星のエコーと思われる信号を受信していますが真偽不明。なので、しばらく試行することに。
パソコンWindows 10
ソフトMroWinds (自作)
受信機RTL-SDR , SDR#
アンテナ自作ループアンテナ (直径 96cm) をベランダの物干しフックに引っ掛け。
送信局


候補の電波
-- HF Doppler, 5006 KHz, 8006 KHz, 200 W (JA2XA 東京都府中市)
-- KBS Hanminjok Radio, 6015 KHz, 100 KW (韓国 華城市)
-- Radio NIKKEI, 6055 KHz, 50 KW (千葉県長柄町) .... など
  観測データの紹介
  • VORでの観測を始めた頃(2019年春~)に、いろいろなVOR局を試して観測したデータです。
  実験用ライブサイト
  • 以下のサイトで観測環境をいろいろと変更しながら試行した観測データを不定期で公開しています。
    ライブは、↓↓。 ・・・ 2024年4月2日 「HF滞を利用した観測」を試行中のため、しばらくお休み。
    • 流星電波観測 LIVE in 宝塚(兵庫)

  • 例えば、以下のような実験を行っています。
  1. ARMマイコンキットを使った流星電波観測の動作確認
    • Raspberry PiやJetson NanoなどのARMマイコンキットにSDRを装着して、流星電波観測を行う機器を開発。
      詳細は↓↓。
Meteor radio observation (using Raspberry pi)
  1. CGIを使用しない流星電波観測データのライブ
    • プロバイダーのサーバーでCGIを使えないからという理由でライブ公開を諦めている人のために、CGIを使わずにライブ公開する方法を【Blog】に記載しています。

  2. 自作アンテナの実験
    • HRO,FRO,VOR用に作ったアンテナの確認。
  流星電波観測向けの自作ソフトウェア
  その他の情報
  • HROFFTの誤動作対策
    • HROFFTをWindows 8.1/10/11で使用すると誤動作が頻発します。
      そんなHROFFTを正常に連続動作させる方法を【Blog】に記載しています。
    • 残念ながらBlogに記載の対策だけでは防止できない場合があるため、HROFFTが誤動作した時に自動復帰するためのソフトを、前項に記載の「流星電波観測向けソフトウェア」で公開しています。

  • VOR受信用アンテナの情報
    • VOR受信用に設計したアンテナの作り方を【Blog】に記載しています。
    • FM放送用には放射器を波長に合わせて調整して作成。
  • VOR局の情報
    • 国内で免許されているVOR局
      • 総務省のサイト(DB)から最新情報を取得して表示する自作のWEBアプリ。

  • 中国のVOR局 (たぶん娯楽向けの航空関係の情報サイト)
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